自社ブランドのオリジナル商品を作りたい、展示会や周年記念のノベルティを製造したい——そうした需要に応えるのがOEM(Original Equipment Manufacturing)とノベルティ製造のサービスです。
Tricksterはアジア4カ国の工場ネットワークを活かし、小ロットから対応可能なOEM・ノベルティ製造を長年手がけてきました。このコラムでは、OEMとノベルティの違いから、製造の実際の流れ、注意点まで詳しく解説します。
OEMとノベルティの違い
OEM(オリジナルブランド商品製造)
OEMとは、クライアントのブランド名・ロゴ・仕様で製造する商品を指します。製造は工場が行いますが、設計・デザイン・品質基準はクライアントが決定します。自社ブランドで販売する商品の生産を外部に委託する形です。
- 自社ブランドのロゴ・パッケージを付けた商品を製造
- 素材・サイズ・カラー等の仕様をクライアントが指定
- 製品の所有権・販売権はクライアントにある
ノベルティ(販促品・記念品)
ノベルティは企業ロゴや記念ロゴを入れた販促用・記念用のグッズです。展示会の配布品、周年記念品、購入特典などに使われます。OEMと異なり、デザインは既製品ベースにロゴを追加するケースが多く、製造期間も短め・コストも抑えられます。
- 既存商品にロゴプリント・刺繍などを追加するケースが多い
- 大量配布を目的とすることが多く、単価を抑えることが重要
- タオル・エコバッグ・ボールペン・キーホルダーなどが定番
OEM製造の流れ(7ステップ)
企画・仕様確定
どんな商品を、どんな素材で、何個作るかを決めます。デザイン・カラー・サイズ・素材・パッケージまで可能な限り詳細に決めることで、後のやり取りがスムーズになります。
工場への見積もり依頼
仕様書をもとに複数の工場へ見積もりを依頼します。Tricksterでは上海事務所が現地工場と直接交渉するため、正確な価格・納期・最低発注数量(MOQ)を迅速に取得できます。
サンプル発注・確認
見積もりが合意できたら、必ずサンプルを発注して現物を確認します。色・質感・縫製・印刷精度など、写真では伝わらない部分を必ず実物でチェックしてください。
修正・仕様調整
サンプルに問題がある場合は修正指示を出し、再サンプルを依頼します。色の微調整、縫い目の変更、ロゴ位置の調整など、細かい指示は文書と写真で明確に伝えます。
量産発注・入金
サンプルOKが出たら量産発注です。一般的に発注時に30〜50%の前払い、納品時に残金を支払うT/T(電信送金)が多いです。契約書・注文書を必ず書面で取り交わします。
品質検査・出荷前確認
量産品が完成したら出荷前に品質検査を行います。Tricksterでは上海事務所のスタッフが現地でサンプリング検査を実施。不良品の混入リスクを最小限に抑えます。
輸送・通関・納品
航空便または船便で日本へ輸送します。通関手続き・関税の支払いを経て、指定先へ納品します。輸送中の保険手配もお任せいただけます。
発注数量と費用の目安
| 商材カテゴリ | 最小発注数量目安 | リードタイム目安 |
|---|---|---|
| ファッション雑貨(金属系) | 100〜300個 | 30〜45日 |
| アパレル・縫製品 | 50〜100枚(色・サイズ混合) | 45〜60日 |
| ノベルティ(タオル・バッグ) | 100〜500枚 | 20〜35日 |
| 天然石・アクセサリー | 50〜100個 | 30〜45日 |
| 革商材(財布・バッグ) | 50〜100個 | 45〜60日 |
よくある失敗例と対策
失敗例① サンプル確認を省いた
コスト・時間削減のためサンプルを省略して量産発注した結果、色が全く違う・ロゴがにじんでいるといったトラブルが起きるケースがあります。サンプル代は品質保証への投資と考え、必ず確認してから発注しましょう。
失敗例② 納期を甘く見た
春のイベントに間に合わせたいのに、2ヶ月前に発注してしまい間に合わなかったというケースは非常に多いです。OEM製造には製造期間+輸送+通関で2〜3ヶ月必要なことを前提に計画を立ててください。
失敗例③ 仕様書があいまいだった
「赤系のカラー」「少し大きめのサイズ」といったあいまいな指示は、工場側の解釈で全く異なる製品が届く原因になります。色はPANTONEコードで指定、サイズはmm単位で記載するなど、数値・規格で明確に伝えることが重要です。